スタート前の準備作業を劇的に効率化し、定期修繕期間の短縮に貢献
プラントスタートアップ前の作業は大変重要な作業であるため、専門員を複数配置し、数日かけて実施されていました。InnovativeField Organizerや調節弁メンテナンスサポートシステム PLUG-IN Valstaff(以下Valstaff)を活用することで、点検・テスト作業が劇的に効率化され、定期修繕期間を大幅に短縮することができました。
ループチェック作業の効率化
複数のフィールドマンに依存していた作業をInnovativeField Organizerが実施することにより、計装保全の業務効率を最大化。
1.AIループチェック作業の劇的効率化(例:圧力計100台の3点ループチェック)
従来方法
3日
フィールドマンが現場からコミュニケータ等で模擬入力し、運転員が確認。
InnovativeField Organizerによる検査
2時間
InnovativeField Organizerがフィールドマンの代わりに様々な計測データを取得し監視。
2.AOループチェック作業の劇的効率化(例:調節弁85台の5点往復ループチェック)
従来方法
2日
フィールドマンがDCS出力に対する調節弁の実開度をチェックし、運転員がDCS出力を手動変更。
InnovativeField Organizerによる検査
3時間
InnovativeField Organizerはフィールドマンの代わりにDCS出力に対する調節弁の実開度をチェック。DCSでOPC通信できる場合、InnovativeField Organizerが運転員の代わりにDCS出力を自動変更。
3.横河電機社製PRM+ValstaffでAOループチェック作業の効率化
従来方法
運転員がDCS出力MVを手動変更し、フィールドマンがDCS出力MVに対する調節弁の実開度をチェック。
新しい方法
90%以上の工数削減
Valstaffは運転員の代わりにExaopc経由で調節制御ブロックの出力MVを自動変更。フィールドマンの代わりにHART通信でPRM経由でDCS出力MVに対する調節弁の実開度をチェック。
本機能は、Valstaffリリースバージョン(R51以降)
詳しくは資料「横河電機社製PRMを導入するお客さまへ…装置の増改造時、定修後のスタート前“Valstaff”による超効率化されたループチェックを体感してください!」をご覧ください。
ステップ応答テストの効率化
Valstaffによるステップ応答検査で、開度指令に対して、正確な開度で作動するか、円滑に作動するかをチェック。検査結果をグラフに表示することで調節弁の劣化や不適合の発見や性能評価を容易にします。複数の調節弁に対して、自動実行することができるので、 定修・定検の工数を大幅に短縮します。
従来方法による調節弁
42台のストローク検査
1日
2~3人が必要。計器室と現場で各1人。
Valstaffによる検査
45分
リストに登録したバルブを最大16台単位で連続検査実行することで大幅な時間短縮。
インターロック・シーケンスチェックの効率化
InnovativeField Organizerの模擬入力ツールを利用すると、シーケンステストやインターロックテストで行う、現場もしくは端子盤での模擬入力を、InnovativeField Organizerの模擬信号による一括指示へ変更することが可能です。
このツールにより、多くの人による模擬入力作業が不要となり、テスト作業の効率化に寄与します。また、解線行為を不要にすることで、再接続時の接続ミスの原因そのものを排除でき、安全性の向上にも貢献します。
従来方法
模擬入力のために多くの人が必要。
InnovativeField Organizerによる検査
模擬信号を一括で指示することで、人海戦術から解放。
マンパワーを大幅削減
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