バルブ解析診断サービスとは
バルブ解析診断サービスとは、調節弁メンテナンスサポートシステム PLUG-IN Valstaff(以下Valstaff)に収集した情報を解析・診断することで、これまでは開放点検しなければ判らなかったバルブ異常の早期発見や異常予測をバルブの部位ごとに行うことで、バルブが原因となる設備停止を未然に防止することを支援します。バルブ解析診断サービスにより、お客さまが保全業務に専念できる環境をご提供し、働き方改革のスマートな実現を支援します。
バルブ解析診断サービスで解析診断結果をお届け
診断サービス(価値)
健康状態を可視化
バルブ解析診断レポートでバルブの健康状態が一目で判る
スマート・バルブ・ポジショナの診断パラメータ情報収集ツール
スマート・バルブ・ポジショナ
バルブの動きを数値化
Valstaff
動作を可視化 / オペレーションを可視化
サービス詳細
診断可能バルブ
グローブ弁、複座弁、ケージ弁、ダイアフラム弁、偏心軸回転弁、バタフライ弁、ボール弁の計7種類のバルブをサポートしています。
診断可能事象
各種稼働データを複合的に解析することで、以下事象を診断しています。
事 象 | アズビル製スマート・バルブ・ポジショナ (HART/FOUNDATIONフィールドバス通信対応) | |
---|---|---|
形 AVP202/207/302/307 | 形 AVP701/702/703 | |
固着 | ○ | ○ |
かじり | ○ | ○ |
内弁損傷、詰まり | ○ | ○ |
ポジショナへの一定入力値に対するハンチング動作 | ○ | ○ |
鈍化現象(固着・かじり発生前の不調状態) | ー | ○ |
流体差圧に対する性能不足 | ー | ○ |
供給空気圧力不足 | ー | ○ |
ポジショナ空気回路診断 | ー | ○ |
診断の種類
目的に応じた3種類の診断サービスで、現場のさまざまなニーズに対応します。
一次スクリーニング診断
プラント内に存在する数百台のバルブの中から注視すべきバルブとそのコンディションを把握することが可能です。
詳細解析診断
一次スクリーニング診断で注視すべきと判断されたり、ユーザーが指定したバルブについて詳細な解析を行い、異常状態を具体的に把握します。
比較検証
バルブは、全く同じ仕様であっても運転条件や流体等によって個々の特性は異なります。比較検証を複数回継続することでバルブ個々の特性を把握します。
診断に必要なツール
バルブ解析診断サービスは、診断デバイスであるアズビル製HART®通信対応スマート・バルブ・ポジショナが持つ各種診断パラメータを、調節弁メンテナンスサポートシステム PLUG-IN Valstaffに収集、蓄積し、それらバルブ稼働データを使って診断を実施します。
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