最大4ループ、最速10msの制御パフォーマンスを実現。
また、分離構造の採用で表示部の配置も自由自在。
コンパクトデータストレージ/ヘルスインデックス™機能搭載など、
従来の調節計の枠を超えた製品です。
- 精度±0.1%FS
- 制御チャンネル数:最大4チャンネル
- イーサネット通信、シリアル通信(RS-485)を標準サポート(Modbus™)
- スマートローダパッケージ対応
半導体製造装置や食品加工装置などに組み込み、制御対象のプロセス値を一定に保つように制御するグラフィカル調節計 形 C7G/C7Sを開発しました。最大4ループの制御機能を小型筐体に内蔵。表示部はタッチパネル式カラー液晶を搭載して操作性や視認性の向上を図りました。また、表示部と本体部が分離した構造を採用し、使いやすさを追求しました。
併せて、プロセスデータと操作量(制御信号)から制御ループの挙動の変化を定量的に把握するヘルスインデックス™という指標を新たに開発。制御の健全性を可視化し、故障予兆検出機能を備えているため、予防保全へとつなげられます。
製品紹介動画
製造装置の予防保全に貢献
当社独自のパラメータ、ヘルスインデックスの提供
1.コンパクトデータストレージ(CDS)
データを効率よく記録するためのアズビルの新技術、コンパクトデータストレージ機能。一定周期で必要なデータを記録することができます。また、必要な部分だけを記録することもできるため、制御機器の階層でのデータ処理/管理を実現します。
2.プロセス診断(ヘルスインデックス機能)
制御用のプロセスデータからループの特性を数値化。ループの健全性の把握で状態変化をとらえます。また、数値化したデータ をエッジコンピューティングに提供することで、IoT化に貢献します。
過渡応答時のプロセス変化量最大値(△PV_max)と調節計内部に組み込んだモデルの同値(△PVm_max)を比較すること で、ヘルスインデックス(制御ループ特性)として『ゲイン(Kp)÷時定数(Tp)』を算出します。ヘルスインデックスはCDS起動中 に算出し、microSDメモリカードに記録します。(プロセス条件により算出できないことがあります)
活用事例
ヘルスインデックス ≒ ループの健全性 です。
バッチごとに記録し当初の値と比較することで、故障前に装置の状態変化を捉えることが可能です。
燃焼炉における検知例
- バーナーの空気比変化(供給熱量の変化)
- 断熱材の劣化
- 扉開閉状態
- 炉内圧(排気状態)変化
・・・など
IoT対応
イーサネット通信機能
データ記録機能(コンパクトデータストレージ機能)搭載
ユーザーフレンドリー
表示部にQVGA液晶を採用し、表示情報量を飛躍的に拡大
操作部にタッチパネルを採用し、直観的な操作が可能
3.5インチQVGA液晶と抵抗膜式タッチパネルを採用しました。
ハードキー(3か所)も実装し、わかり易い操作感を実現しています。
選べるホーム画面
調節計1台で、最大4ループまでの制御が可能になります。従来のデジタル指示調節計=1ループの固定概念にとらわれずに、必要な点数 を選択することができます。さらに、ホーム画面設定で表示対象ループの変更が可能です。
一目瞭然!設定/アラームコードを名称表示に
従来、コードで表示されていた、パラメータ設定/計器アラームコードを名称で表示します。そのため、取扱説明書を参照することなく、 パラメータ設定作業やアラームの内容確認を行うことができます。 また、言語も日本語・英語を準備し、動作中に簡単に切替表示可能です。
計器アラーム発生時の原因特定が容易
階層的なアラーム画面で、発生箇所や原因を容易に特定することができます。
トレンドグラフで試運転調整時に貢献
制御状態をトレンドグラフで確認できるため、試運転調整時などに便利です。
制御機器に関するお問い合わせ
コンタクトセンター
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