超音波式渦流量計は圧電素子式の渦流量計と異なり、渦の検知を二測線の超音波で行うため低流量まで測定が可能です。
- 超音波で渦を検知し、低流量まで測定可能
- レンジアビリティは80:1
- 検出器外側に設置されるリプレーサブルの二測線超音波センサは、センサ故障時に流量計を配管から取り外すことなく交換可能
- 二測線の超音波センサのため、一対が故障した場合にもう一対の超音波センサで流量測定の継続が可能
スマート超音波式渦流量計ULTRA Vortexor™は、検出器の外側に取り付けた2対の超音波センサで超音波の位相差を検知することにより、渦の発生をとらえる渦流量計です。
高い精度が要求される液体流量測定のアプリケーションなどに最適です。
高い感度と信頼性を備えたULTRA Vortexor™は、従来の差圧式流量計の代用のみならず、純水測定における電磁流量計の代用としても注目されています。
超音波センシング
検出器内部の渦発生体により、流体中にカルマン渦が発生します。
発生した渦の周波数は流速に比例します。
ULTRA Vortexor™は、超音波の位相差によって渦を検知し、流速を計測します。
従来のビエゾ素子を使った渦流量計に比べ、渦の検出感度がよく、配管の振動による影響もほとんど受けません。
ダブルセンサ設計
超音波の伝播速度は温度によって変動するため、1つのセンサで測定しているだけでは温度特性が悪くなってしまいます。
ULTRA Vortexor™は、2対のセンサを使ってこの影響を相殺するように設計されています。
クロスセンシング技術によって信頼性が大幅に向上しました。
高感度の渦検出
ダブルセンサにより渦の検出感度も向上しました。
低流量域ではカルマン渦が弱くなるため、従来の渦流量計では0.3m/sが低流量の測定限界でしたが、ULTRA Vortexor™は0.1m/sまで測定可能となりました。
※ 製品仕様書(スペックシート)が開きます
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