小さな調節計が大きく進化。
48×48mmマスクの常識を変える高い性能と使いやすさを両立
- 精度±0.1%、サンプリング周期25, 50, 100, 300, 500ms(設定により可変)
- PLCリンク機能でかんたん接続
- PIDシミュレータ対応
- 交換が容易なドローアウト構造
設計・設置
スクリューレス端子
一般的なネジ端子台モデルのほか、プッシュイン端子モデルも選択可能になりました。スプリング端子台の採用により振動緩みトラブルの防止、増し締め不要による作業工数の削減ができ、工具不要でフェルール端子を刺すだけで配線が完了するため大幅な配線工数削減を実現できます。また各端子は2穴/極となっており、
電源、RS-485通信など渡り配線も容易に対応できるよう考慮されています。
PLCリンク通信
一般的には上位システムとデジタル指示調節計の通信を行う場合は、上位システム側でプログラムを設計する必要があります。
形 C1Aは通信プログラムを作成せずにデータ通信を可能にするPLCリンク通信機能を搭載しています。 スマートローダパッケージから対応プロトコル選択や通信項目などの簡単な設定を行うことで通信が可能となり、設計者のプログラム設計やデバッグの負荷を低減します。
対応プロトコル | 接続機器例 |
---|---|
三菱QnA 互換3C 形式4 | 三菱電機(株) MELSEC iQ-R/F/Lシリーズ, MELSEC Qシリーズ |
三菱A 互換1C 形式4 | 三菱電機(株) MELSEC Fシリーズ |
オムロンFINS (上位リンク) | オムロン(株) CS/CJ/CPシリーズ NJ、NXシリーズ |
キーエンス プロトコルモード4 | (株)キーエンス KV-8000/7000/5000/3000 |
Modbus™/RTU | RTU機器 |
運転・管理
大型LCD
視認性向上のために大型LCDを採用し、数値表示は4.5桁表示(-19999~19999)を実現しました。 また、マルチステータス表示灯を搭載し、アラーム発生時に点滅させたり、操作端への操作出力%のバーグラフ表示やSP/PVの偏差グラフ表示など、様々に活用することができます。 実際の製造現場では複数台使用される事も多く、アラーム発生しているものや、普段の制御状態と違っているものを正確に把握することにより装置の安全、安定稼働に貢献できます。
スマートローダパッケージ
スマートローダパッケージはパソコンから、形 C1Aのパラメータ、モニタ、校正と様々な設定が可能になります。本スマートローダパッケージは当社のHPより無償でダウンロードすることができます。 形 C1AはUSB給電機能を搭載し、パソコンからの電源供給によりパラメータの読み出し/書込みが可能です。
PIDシミュレータ
PIDシミュレータはPID値の調整を支援するためのソフトウエアで、前述のスマートローダパッケージの機能として組み込まれています。 運転データからプロセス特性を再現する数学モデルを作成し、パソコン上でPID制御シミュレーションを行う事ができます。装置を何度も運転することなくPID値を調整できるため大幅な調整工数削減となり、画面上でプロセスの変動状況を確認できるため直感的な調整が可能になります。 オーバーシュートやハンチングの低減に向けた作業を支援します。試運転調整時間が短縮され、装置のタクトタイム向上や品質向上が図れます。
保守メンテナンス
ドローアウト構造
製造現場では様々なトラブルが突発的に起き、予期せぬ機器故障もそのひとつです。速やかに原状復帰できることが重要となります。形 C1Aは背面の端子配線を外さずに、機器前面側よりケースから本体だけを引き抜き交換が可能です。 メンテナンスの手間を省き再結線時の誤配線によるトラブルも防止できます。
制御機器に関するお問い合わせ
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